参加レポート：滝沢雅樹

日本チーム完全優勝！！

　今年ほど混戦の予選は過去になかったのではないでしょうか。それだけどの国のどの選手もレベルが
高かったのだと思います。そんな中、無差別の代表３選手が最後まで予選通過の切符を賭けて戦うこと
ができました。日本のレベルはやはり高いです。

　特に岡本七段は、２勝３敗から怒涛の７連勝で、痕一歩のところまで粘りました。ものすごい精神力
です。この厳しい大会を経験し、また一歩レベルアップすることでしょう。
　私も、今年は最後まで緊張感のある対局をすることができました。昨年よりもよい成績だったのでそ
れなりに満足しています。
　女子選手のレベルの高さにも驚かされた予選でした。一時はトップグループを引っ張る選手もいまし
た。そんな中、浦島五段は常に安定して勝ち星を伸ばしました。２日目に失速する女子選手たちを尻目
に、どんどん差を広げ、危なげなく予選を通過しました。決勝はまさに貫禄の勝利。随所に見せる精度
の高い読みで、見事女子世界チャンピオンに輝きました。
　高梨七段は、大会前から優勝候補の筆頭と目されていました。予選では試練もありましたが、準決勝
、決勝とストレートで勝ちあがり、一気に世界の頂点に上り詰めました。定石に明るいだけでなく、正
確な読みと大局観はまさに素晴らしいの一言です。ジャンプ君、世界チャンピオンおめでとう！

今年の日本チームは本当に強かったです！