第39回以降の全日本選手権無差別枠割り当てについて
2010.5.10 日本オセロ連盟
内容
1. 第39回以降の全日本選手権無差別枠割り当て方式
1.1. 方式
1.2. 計算例
2. 現行 (第38回) の割り当て方式と変更の理由
2.1. 第38回の方式
2.2. 変更の理由
1. 第39回以降の全日本選手権無差別枠割り当て方式
1.1. 方式
以下のとおり各ブロックに枠を割り当てます。
・ 前年の全日本選手権、王座戦、世界選手権、当年の名人戦の4大会の優勝選手 (最大4
名) は地区予選免除とします。
・ 全64枠から地区予選免除選手数を除いた残枠に対し、以下の3項目の合計枠数を各ブ
ロックに割り当てます。なお、計算は小数点以下まで行い、合計枠数の小数点以下を
切り上げて割り当てます。ただし、地区予選免除選手数および全ブロックに割り当て
られた枠数の合計が64枠を超えた場合は、「小数点以下を含む枠数÷(割り当てられ
た枠数−1)」が小さいブロックから枠を減らすことで補正します。
1. 前年の全日本選手権の入賞選手 (8名) に対し1枠、4勝選手 (14名) に対し2/3枠、
3勝選手 (20名) に対し1/3枠を、それぞれの選手が通過したブロック (前年地区予選
免除の場合は所属ブロック) に割り当てます。ただし、当年の地区予選免除選手は対
象外とします。
2. 各ブロックの会員数に比例し、合計20枠を各ブロックに割り当てます。なお、女性会
員および小学生会員は1/4人扱いとします。また、当年の地区予選免除選手は会員数
から除外します。
3. 各ブロックの前年ブロック大会出場者数に比例し、合計20枠を各ブロックに割り当て
ます。なお、複数回の予選を行うブロックは、1選手が何回出場しても1人として計算
します。また、女性選手はいずれの部門に出場しても1/4人扱いとします (予選を無
差別と女子を分けて行うブロックと合同で行うブロックの公平性を保つため)。
1.2. 計算例
第38回に適用した場合の枠の割り当てた場合にどうなるかを下表に示します。下表のうち
の会員数は女性会員および小学生会員を1/4人として計算した数です。また、前年ブロッ
ク大会出場者数は女性出場選手を1/4人として計算した数です。また、地区予選免除選手
は3名となるので合計枠数は61枠となります。
| 会員数 | 前年出 場者数 | 割り当てる枠数 | 本年の 枠数 (参考) | 前年成績 | 会員数 | 前年出 場者数 | 補正 | 合計 | 北海道 | 17.75 | 12.75 | 1.00 | 0.74 | 0.91 | 0 | 3 | 2 | 東北 | 20.75 | 12.25 | 0.00 | 0.87 | 0.87 | 0 | 2 | 3 | 北関東 | 45.50 | 25.75 | 2.33 | 1.90 | 1.83 | -1 | 6 | 5 | 東関東 | 25.25 | 19.00 | 2.00 | 1.05 | 1.35 | -1 | 4 | 3 | 茨城 | 25.75 | 13.75 | 1.67 | 1.07 | 0.98 | 0 | 4 | 3 | 東京 | 86.75 | 45.25 | 3.67 | 3.62 | 3.22 | -1 | 10 | 9 | 神奈川 | 37.00 | 17.00 | 4.00 | 1.54 | 1.21 | -1 | 6 | 4 | 新潟 | 9.00 | 14.50 | 0.33 | 0.38 | 1.03 | 0 | 2 | 1 | 東海 | 45.00 | 29.00 | 0.67 | 1.88 | 2.06 | 0 | 5 | 5 | 中部 | 30.25 | 23.25 | 2.67 | 1.26 | 1.65 | -1 | 5 | 3 | 近畿北陸 | 66.00 | 36.00 | 2.33 | 2.75 | 2.56 | -1 | 7 | 7 | 兵庫 | 26.25 | 11.25 | 1.67 | 1.09 | 0.80 | 0 | 4 | 3 | 中四国 | 29.50 | 7.25 | 0.33 | 1.23 | 0.52 | -1 | 2 | 4 | 九州 | 15.00 | 14.00 | 0.33 | 0.63 | 1.00 | 0 | 1 | 2 | 合計 | 479.75 | 281.00 | 23 | 20 | 20 | -7 | 61 | 54 |
2. 現行 (第38回) の割り当て方式と変更の理由
2.1. 第38回の方式
・ 前年の全日本選手権、前年の王座戦、前年の世界選手権、当年の名人戦の4大会の優
勝選手および前年の全日本選手権入賞選手 (最大11名) は地区予選免除とします。
・ 全64枠から地区予選免除選手数を除いた残枠に対し、以下の1項目の合計枠数を各ブ
ロックに割り当てます。なお、計算は小数点以下まで行い、合計枠数の小数点以下を
切りあげて割り当てます。ただし、地区予選免除選手数および全ブロックに割り当て
られた枠数の合計が64枠を超えた場合は、「小数点以下を含む枠数÷(割り当てられ
た枠数−1)」が小さいブロックから枠を減らします。
1. 各ブロックの会員数に比例し、合計56枠を各ブロックに割り当てます。なお、女
性会員および小学生会員は1/4人扱いとします。また、当年の地区予選免除選手
は会員数から除外します。
2.2. 変更の理由
日本オセロ連盟は、以下を全日本選手権の目的と考えています。
・ 予選大会を設けることで、全日本選手権出場を選手が目標とすることができ、選
手の活動の活性化をはかり、連盟会員数、実働オセロ選手数の増加をはかる。
・ 各地区から代表を選ぶことで、各地区でのオセロの活動の活性化をはかる、連盟
会員数、実働オセロ選手数の増加をはかる。
・ 複数の部門の代表を選ぶことで、女性等へのオセロの普及、活動の活性化をはか
る、連盟会員数、実働オセロ選手数の増加をはかる。
現行では会員数に注視し、会員数比例で枠割り当てを行ってきましたが、今後は実働オセ
ロ選手数の増加、国内最高峰である全日本選手権出場への魅力の維持もあわせて考慮し、
前記目的を実現する上で、全日本選手権の各ブロック枠を以下のように割り当てるのが望
ましいと考え、第39回以降の枠割り当て方式の変更を行うことになりました。
・ 全日本選手権に出場するに値する実力選手が多いブロックに多くの枠を割り当てる。
→ 前年の全日本選手権の成績による割り当て
・ 連盟会員が多いブロックに多くの枠を割り当てる。
→ 連盟会員数による割り当て
・ 実働オセロ選手が多いブロックに多くの枠を割り当てる。
→ 前年ブロック大会出場選手数による割り当て
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