第31回世界オセロ選手権大会開催間近
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日本オセロ連盟
会長 長谷川五郎
茨城新聞 11月24日掲載

オセロのオリンピック
第31回世界オセロ選手権大会開催間近
(於:ギリシャ・アテネ 2007,11,28〜12,1)


 昨年秋の第30回世界オセロ選手権大会(於:日本・水戸市、世界27カ国84選手参加)は大盛況で、日本代表の完全優勝(無差別、女子、団体)で幕を閉じた。
 早いもので、あれから1年経ち、第31回世界大会(世界24ヶ国73人参加予定)が間もなく始まる。アテネでの世界大会開催は10年ぶり、3回目。前回の第21回世界大会(1997)の時、決勝3番勝負を戦ったブライトウェル氏は、今回も選手として優勝を狙って出場する。一方、当時はまだ中1だった少年が今回は全日本チャンピオンとなって初出場する。

 さて、ここで間もなく始まる第31回世界オセロ選手権大会に出場する4人の日本代表や有力な外国選手を紙上で紹介して読者の参考になればと思い、予想も書いてみた。



☆ 中島哲也 王座(八段)
1971生。オセロ全国大会優勝5回のベテラン。
"調和の中島"といわれ、その卓越した大局観からくる序盤中盤のバランス感覚は他の追随を許さぬものがあり、追い風にうまく乗れば、いつでも世界チャンピオンになれる逸材。 今迄、世界大会では4位と2位だったが、3度目の正直で今度こそ世界一を狙う!


☆ 冨永健太 名人(八段)
1977生。
"冨永摩訶不思議流"は日本オセロ界では一世を風靡した独特の戦術である。 この全国大会3回制覇した摩訶不思議流が、初出場の世界の舞台でどんな威力を発揮するのか皆が固唾をのんで見守る!


☆ 大野友弘 全日本チャンピオン(七段)
1984生。
全日本初優勝の勢いで一気に
世界一へ駆け上がる可能性なきにもあらず。
若さに期待! 初出場


☆ 龍見有希子 全日本女子チャンピオン・女流名人(六段)
1972生。日本女子オセロ界の第一人者。
"ねんりんピック茨城2007"のオセロ会場(11/10水戸市)に常陸宮様ご夫妻が臨席された時、木下浩子四段との公開対局を行い、華子様のご質問にもハキハキお答えしていたのが印象的。
世界大会出場は2回目。昨年も一昨年も女子世界一は日本代表が獲得。
今回は初めての女子世界一を目指す!



 世界は広いし、大会での波乱は日常茶飯事。21世紀に入ってからの6回の大会で、戦前ノーマークだった選手が決勝3番勝負の檜舞台に上がったのは3例あるが、優勝したのは既に名の知られた強豪だった。そこが世界選手権30回の重みである。

 今回マークされている外国選手は…

  べン・シーリー(アメリカ)1983生。鉄人シーリーのニックネームを持ち、この若さで21世紀の世界大会決勝の檜舞台に上がること3度、優勝2回。
  グラハム・ブライトウェル(イギリス)、パリ国際オープンオセロ優勝。世界大会決勝の檜舞台に3回上がったこともあるベテラン。名門ケンブリッジ大学教授(数学)
  その他 M.ベルグ(ドイツ)、I.リーダー(イギリス)、S.ニコレ(フランス)、 K.フェルドボーグ(デンマーク)等々、新鋭・ベテランが続々出場!




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