改良版新オセロ方式について

改良版新オセロ方式では、従来の新オセロ方式から、対戦の組合せ方と順位の決め方を一部変更します。
以下では、2009年の名人戦 無差別の部で採用される6回戦での方式について説明します。

<対戦の組合せ方>
  1〜4回戦、および、4回戦まで全勝の選手の5〜6回戦は、従来の新オセロ方式と同じように対戦します。

  4回戦までに1回以上負けた選手の5〜6回戦は、従来とは異なる組合せ方をします。
  例えば、4回戦までで1敗した選手の5回戦の組合せを、
    1回戦敗退(×○○○) vs4 回戦敗退(○○○×)
    2回戦敗退(○×○○) vs3 回戦敗退(○○×○)
  とし、その勝者同士が6回戦で入賞を争うようにします。


<順位の決め方>
  従来の新オセロ方式では、勝数と勝敗の並び順により、1位〜64位の全ての順位を細かく決めていましたが、
  改良版新オセロ方式では、4回戦まで全勝の選手を除いて、勝数だけで順位を決定します。(勝数が同じ場合は同順位)


<従来の新オセロ方式と改良版新オセロ方式の比較>
  従来の新オセロ方式における4回戦まで全勝の選手の順位
  ○○○○○○  優勝
  ○○○○○×  準優勝
  ○○○○×○  3位
  ○○○○××  8位

従来の新オセロ方式における4回戦までに1敗した選手の組合せと勝ち上がった場合の順位



  改良版新オセロ方式における4回戦まで全勝の選手の順位
  ○○○○○○  優勝
  ○○○○○×  準優勝
  ○○○○×○  3位
  ○○○○××  4位タイ

改良版新オセロ方式における4回戦までに1敗した選手の組合せと勝ち上がった場合の順位


  




- 組合せと順位の一覧表 -



各リーグの1番のくじはシード選手が、2〜16番のくじはシード選手以外が引く。

シード選手:  宮岡 環 七段 (08年名人)
        飯島 隆宗 七段 (08年全日本チャンピオン)
        滝沢 雅樹 八段 (08年王座)
        山川 高志 六段 (08年準名人)       ※ シード選手が欠席の場合、前年の名人戦の上位から順に繰り上げる。