全日本少年少女、名人、全日本、世界の4つのタイトルを全部手に入れたことのある唯一のオセラー。特に名人通算4期は新記録。“終盤の魔術師”といわれ、1997年慶大生だった彼が第21回世界オセロ選手権大会(於アテネ)決勝第2局で、世界決勝進出3度目というイギリスの天才・ブライトウェル氏(ケンブリッジ大・数学教授)相手に見せた終盤の魔術は今でも語り草。あれから7年、オセロ界のプリンスも今や26才・会社員、昨年の第27回世界決勝3番勝負では20才のB.シーリー(アメリカ)にストレート負け。しかし、このまま引き下る末國ではない。今回の再戦が楽しみ!
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女子オセロ界は戦国時代。三強・佐野洋子、山中真美、大柳真咲(五段・女流名人)と新三強・木下央子、高野淑美、河野恵子の間で火花が飛ぶ。日本代表は昨年は山中女流名人(高野全日本女子チャンピオンを破る)、今年は木下央子五段(佐野女流名人を破る)。木下央子さんは一昨年に続いて2度目の日本代表であり、かねてから女子最強と噂されていた木下さん、2002年の第26回世界選手権大会(オランダ・アムステルダム)では7勝6敗(52人中21位、女子1位の立派な成績を残しているが、さて今回の第28回世界大会では?
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