A級優勝:得丸 剛

01 02 03 04



 関西選手権は京都オープンと並ぶ関西のメジャー大会で優勝すると四段が授与されます。有段者と級位者の部屋は別で、一つの会議室に有段者全員が入ってしまうとなんだかこじんまりとした印象を受けます。同様に有段者と級位者がわかれていても東北オープンは級位者と同じ部屋で大会が行われるので盛大な感じがします。 しかし人数が少なくなると強豪との対戦を避けられず運の入り込む余地が少なくなります。

 関西選手権の今年の参加者には準名人の長尾六段、全国大会入賞者の管生五段や河原田五段、京都オープン優勝者の信川四段、会場には関西の実力者の他に中四国の雄、岩崎二段の姿も見えました。 大会に出るといつも、優勝するためには強い人に当たりたくない、しかし一オセラーとしては当たりたいという複雑な思いがします。

 会場にいると9月に北陸オープンで優勝したこともあり「今日も狙ってるでしょ?」などと冷やかされます。連続優勝というのはとても難しいことだし、正直優勝出来るとは思っていませんでした。

 そうこうするうちに準備が整い大会がはじまりました。大きな大会になると大会に参加しながら運営というのは難しくなり、何人か運営に専念しなくてはいけません。大会に参加せず運営してくださる方々には本当に頭が下がります。


[ 第一試合 ]
黒 横山 智聡二段−白 得丸 剛











横山二段は図の局面からF2を打ちました。しかし白にF8という好手を与えては黒必敗でしょう。以後横山二段も粘りましたが白が押し切りました。


[ 第二試合 ]
黒 宮崎 徹四段−白 得丸 剛











図ではE3の白石を消すのが急務でしょう。白にA7を打たれると明らかな手損です。黒はF8を打ち白A7,さらにE8,G8と進みはっきり白優勢になりました。


次へ


トップページへ戻る
トップページへもどる


Copyright(C) 2002 Japan Othello Association All rights reserved.