第3回日本海オープン
2003年2月16日

文責 奥野智司

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日本海

 〜 日本海オープン参戦記 〜

○ 日本海オープンが始まった経緯

 その当時、新潟には2月に地区名人選、4月に定期大会、6月に全日本予選、10月にはスターキャンプ、12月に定期大会と偶数月に大会が行なわれていた。しかし暑さのためであろうか、なぜか8月には大会が予定されていなかったのである。そこで8月に何か大会をやろう、どうせなら何か特色のある大会にしようと始まったのがこの日本海オープンである。非常に大会名称をつけるのにみんなで悩んだ記憶があるが、本州日本海側最大の都市である新潟での大会ということもあり日本海の名前を拝借することにした。ちなみに第1回の優勝者は滝沢八段、第2回の優勝者は五十嵐三段である。


○ さて第3回目の特色は??

【 大会方式 】
 新潟の定期大会は午後から始まり15分持ちのスイス式5回戦というのが通例である。第1、2回日本海オープンは定期大会と同じ方式をとっていたのだが、第3回である今年はスイス式6回戦の予選(15分持ち、引き分けなし、午前3局午後3局)を行い、その上位2名で決勝(20分持ち1本勝負)を行なう方式へと変更した。


石と同じ大きさ
【 賞品 】
 第2回大会は優勝者に日本酒が贈られた。そしてこの日本酒が一部参加者に非常に好評だったことから今回はさらに賞品を充実!!
 1位から3位にはメダルと賞状。このメダル、オセロの石と同じ大きさ。級位者の中(過去に初段以上に該当する成績をとった方は除外)で最も成績がよかった方に商品券(なんでもはかえません)。賞品に食コースと酒コース各々2品を用意。必然と選手のモチベーションは高まることとなり大会のレベルアップも望める(?)こととなる。さらにそこに一工夫!
 大会が始まる前に食コース、酒コースどっちにするか選んでもらうのである。それは途中で変更することは出来ず、他の選手がどのコースを選んだかも知ることは出来ない。
 仮に、1位から3位の選手が食コースを選択し、4位の人が酒コース、5位の人が食コース、6位の人が酒コースを選択していたとしよう。この場合各コース2品しかないので3位、5位の人は賞品がもらえない結果となる。よって賞品をもらう可能性を高くするためには大会で好成績を残すことはもちろんなのだが、誰がどのコースを選ぶのか、もう少し言えば上位ではいるであろう人がどのコースを選択するかを読むことが必要となってくるのである。終盤の最善を読むことが得意な参加者でもこの分野の読みが正確だとは限らず、大会前からこの分野の最善を読む参加者も数多くいた。ちなみに私は、確実に決勝に残るであろう滝沢八段が食コースを選ぶと読みきり、あえて逆の酒コースを選んだ。この読みが最善だったかどうかは後のお楽しみ、、、

【 新システム 】
 今大会の対戦カードには新システムとして一工夫加えられた。それは「今日の目標」を書く欄を設けたのである(必須)。例えば優勝すると書いても、1勝すると書いても、酒をもってかえると書いても(盗んじゃ駄目!)それは自由である。私は「オセロを楽しむ」と書いた。しかし今大会にはひそかに胸の内に秘めた大きな目標があったのである。これも後のお楽しみということで!


○ 大会の様子(参戦記を含む)

 実は、私は3月で県外に引っ越してしまうので新潟人として参加できる新潟の大会は今回が最後。さすがに前の日は気合が入るとともに、一抹の寂しさを覚える。
 当日は9時半集合。
 普通なら間に合う時間に起床し、「今日何の定石使おうかなぁ」って考えながら出かける準備をしているとふっと頭に思い浮かんだ定石が!
 その定石のことを考えていると、すっかり遅刻確実な時間に(汗)。
 急いでいったが5分ほど遅刻。すでに会場には多くの人が。。。
 その中には、県外からの参加者の姿も見え厳しい戦いが予想される。
 「頭脳の力人(ちからびと)ここに集う」のキャッチコピーのもと集った者は14名。20名前後を予想していた運営側にとってはやや誤算。しかし集った者はかなり濃いメンバー。新潟からは滝沢八段をはじめとする有段者、チャレンジカップの上位組、練習会の常連、大会初参加ながらネットオセロの経験は豊富なもの。東京からは全国各地の数多くの大会に出向き好成績を残している高島三段、某オセロサイトでは高いレートを誇る中島1級。千葉からは過去の新潟の大会で好成績を残している小林1級。富山からは過去に初段に該当する成績を収めたこともある松田2級。私にとっては非常に厳しいメンバーがそろいました。ただ前回優勝者の五十嵐三段は今回は運営に専念ということでちょっと安心。(個人的にとても相性が悪いのです)

【 1回戦 】
 さて1回戦。誰しも1回戦は緊張をするもの。しかも今回は午前中からということもありまだ頭の中が寝ている感じ。誰と当たるのかとドキドキしていると、、、
 初戦の相手は前回チャレンジカップ2位の田井君。初対戦であるが、チャレンジカップを運営しているときに横からオセロを見ていて高い実力を持っていることは承知済みである。初戦から嫌な相手に当たったものである(まぁ、今回は誰と当たっても嫌だけど)。
 色は白番。どうも虎定石に関する知識は豊富そうなのでここでさっそく朝思いついた定石を打ってみる。しかし結果は大失敗。変化をつけようと打った手が悪手で一気に形勢が悪くなる。しかしこう打たれると嫌だなぁと思っていた筋を見逃してくれたこともあり徐々に形勢は互角に。最後はなんとか偶数理論にはめることができ10石勝ち。
 他では、優勝候補筆頭である滝沢八段は前回チャレンジカップで全勝優勝を飾り初段を獲得、今新潟で最も勢いのある長崎初段を44石差で下す。うーん、さすが。
 注目の梅沢四段と高島三段の対決は4石差で梅沢四段の勝ち。

【 2回戦 】
 初戦を何とか勝って迎えた2回戦。相手は今日が大会初参加の中村君。当然実力未知数、初対戦である。対戦カードを交換し自分の名前を書くときに1回戦を見るとなんと小林1級に勝っているではないか。これは絶対に油断は出来ないぞと(てか、最初から油断できる人なんていないんだけどさ)気合を入れる。
 伏石に勝って黒番を選択。初戦白で苦しい思いをしているので当然の選択である。ネットでオセロをしているらしいので、あまりネットでは打たれない(と思う)定石を打ってみると作戦成功。さっそく手が止まる。その後白に緩手が目立ち中盤で黒必勝体勢に。石数を稼げるときに稼いでおかないと思い、きっちり寄せきって56石勝ち。
 しかし対局後気付く。これだけ石数を取るとおそらく3回戦は優勝候補筆頭の滝沢八段と当たることを。。。でもまあ14人で6回戦打てばいずれは当たると割り切って周りを見てみると、滝沢八段は佐々木二段に18石勝ち。2戦目を終えて私が+66で滝沢八段+62。なんと現時点でトップではないか。野球ならここで大雨でも降ればコールドゲームで優勝になるのだが、今日はオセロである。そううまくいくものでもない。ちなみに3回戦以降も厳しい相手が続くということもこの地点で容易に想像がつくのであった(だから最初から厳しいんだって)。

【 3回戦 】
 3回戦の前にシュークリームの差し入れ。新潟ではおいしいと評判の店のシュークリームである。実は初めて食べたのであるが、確かにこれはおいしい。2局打って疲れた頭には何よりの栄養補給である。
 さて3回戦。相手は滝沢八段。練習会では時々よい勝負が出来るのだが、大会となるとさっぱり歯が立たない。やはり練習会と大会では全く集中力が違うのだろう。と分析している余裕など対局前にはもちろんない。
 伏石の結果黒番。2戦目と同じ定石を選択しなんとか勝とうと集中力を高めて挑んだのだが、なんと序盤で返し忘れ。情けない限りです。そしてそのままずるずると寄り切られ30石負け。でも改めていうのもおかしいけど、やっぱり強い!世界と一新潟人との差を感じます。
 3回戦を終わって全勝は滝沢八段と松田2級。松田2級は3回戦で梅沢四段を破っての全勝。ほんといつまで級位者でいるんだろう。過去に初段に該当する成績を収めているように実力は楽々有段者です。
 ランチタイムの前に一応4回戦の組み合わせ発表。4回戦は梅沢四段との対戦。これは気合が入ります。注目は滝沢八段と松田2級の全勝対決。過去の大会でも松田2級はかなりよい勝負をしており今大会も調子が良さそう。ハイレベルな対戦が期待できます。
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