第52回全日本オセロ選手権 新潟ブロック予選大会
2026/09/13 新潟市万代市民会館4階408号室
スイス式トーナメント6回戦 持ち時間各20分 秒ヨミなし 引分あり
同勝同敗の順位はブライトウェル方式(対戦相手全員の勝数合計×定数+石数合計、今回の定数は6)




 1. 滝沢 雅樹   滝雅  ○40  ○37  ○50  ○39  ○36  ○64    6勝 0敗 0分 ←代表
    新潟        九段  永優  小原  中梓  梅沢  長尾  西林   392.00 266  
 2. 梅沢 佳紀   梅沢  ○44  ○42  ○35  ×25  ×29  ○47    4勝 2敗 0分 ←代表
    新潟        五段  長尾  西林  藍原  滝雅  小原  永優   360.00 222  
 3. 長尾 広人   長尾  ×20  ○51  ○51  ○38  ×28  ○52    4勝 2敗 0分 ←代表
    新潟        六段  梅沢  渡邉  小原  永優  滝雅  山本   354.00 240  
 4. 小原 大翔   小原  ○34  ×27  ×13  ○64  ○35  ○32    4勝 2敗 0分
    新潟        二段  喜代  滝雅  長尾  山本  梅沢  藍原   337.00 205  
 5. 西林 冬弥   西林  ○55  ×22  ○37  ○34  ○49  × 0    4勝 2敗 0分
    新潟        三段  渡邉  梅沢  永優  藍原  中梓  滝雅   311.00 197  
 6. 藍原 重朗   藍原  ○56  ○49  ×29  ×30  ○45  ×32    3勝 3敗 0分
    新潟        四段  五十  中梓  梅沢  西林  喜代  小原   349.00 241  
 7. 中川 梓音   中梓  ○59  ×15  ×14  ○47  ×15  ○54    3勝 3敗 0分 ←代表
    新潟        初段  山本  藍原  滝雅  渡邉  西林  五十   300.00 204  
 8. 喜代吉 文滋 喜代  ×30  × 8  ○62  ○36  ×19  ○64    3勝 3敗 0分
    新潟        初段  小原  永優  山本  五十  藍原  渡邉   291.00 219  
 9. 永田 優哉   永優  ×24  ○56  ×27  ×26  ○54  ×17    2勝 4敗 0分
    新潟        初段  滝雅  喜代  西林  長尾  五十  梅沢   330.00 204  
10. 山本 息吹   山本  × 5  ○44  × 2  × 0  ○41  ×12    2勝 4敗 0分
    新潟        2級  中梓  五十  喜代  小原  渡邉  長尾   194.00 104  
11. 渡邉 淳     渡邉  × 9  ×13  ○54  ×17  ×23  × 0    1勝 5敗 0分 ←3級取得
    新潟              西林  長尾  五十  中梓  山本  喜代   212.00 116  
12. 五十嵐 利幸 五十  × 8  ×20  ×10  ×28  ×10  ×10    0勝 6敗 0分
    新潟        三段  藍原  山本  渡邉  喜代  永優  中梓   170.00  86  

※ この結果表は中島哲也氏作の SLIM を用いて作成しました。
         https://www.othello.org/software/


20回目の新潟ブロックチャンピオン 滝沢九段によるコメント



 新潟ブロック主催の大会は、ほぼ毎月行われていますが、全日本選手権の予選大会というのは、他の大会と違って
緊張感が高いです。今大会は、例年になく有望な若い選手も出場し、気の抜けない大会となりました。
 そのような大会で、全勝で優勝できたのは、とても幸運であったと思います。昨年は出場が叶わなかった大きな
舞台への権利を得ることができたのはとても嬉しいです。全日本選手権は2か月後になりますが、最高峰の大会で
実力を発揮できるよう頑張りたいと思います。

 今日は6局全て分け勝ちありの黒番でした。自分でそれを選んだのは1回戦のみで、2回戦以降は全て白を相手に
取られました(汗)

 1回戦 永田 優哉 初段
 今年から関東の大学に行ったのですが、夏休み中ということもあり参加してくれました。中学生の頃から強さを
感じていましたが、8月の日本海オープンでは佐治五段を破るほどの力があり、正直1回戦では当たりたくない相手
でした。対局では中盤の辺の処理でやや私が得をした感があり、紛れなく勝つことができました。

 2回戦 小原 大翔 二段
 関東の大学に行って新潟に戻ってきた選手です。大学時はオセロ大会に出ていなかったのですが、ブランクを感じ
させない強さがあります。小原二段はとにかくじっくり読んで考えます。中盤で、「あれっ、この手は緩いんじゃ
ないの?」と思われる手を打たれたのですが、実際はそのようなことはなく、終盤までリードしているとは思うけど
決めきれない展開となっていました。ただ、じっくり読むことによる時間の消費が、小原二段のミスを広げ、最後は
無難に寄せることができました。

 3回戦 中川 梓音 初段
 中川3姉妹の長女です。小学生の頃から強かったのですが、高校生になり、読みも深くなったように思います。
彼女が知らないであろう定石でスタートさせましたが、的確に対応をされ、中盤は私がどうにも打ちにくくなって、
やや不利かと感じるくらいでした。しかし、中川初段が辺の処理を失敗したため、だんだんと形がよくなり、うまく
勝つことができました。

 4回戦 梅沢 佳紀 五段
 全勝同士の対局となりました。これに勝った方が4連勝となり、代表権獲得に近づきます。梅沢五段は黒番の得意手が
多いので、この対局では私が黒を持ちたかったのですが、梅沢五段が白を選んでくれたのは意外でした。私は3手目で
ツバメに誘いましたが、それを応じてくれたところに、梅沢五段の強さと余裕を感じました。ここまで梅沢五段は、
長尾六段、西林三段、藍原四段という濃い相手に連勝をしていました。
 中盤、流れに任せて打ち、相手にピュア山を作らせてしまったのは失敗でした。正直かなり動揺しました。負けるだけ
でなく、大差で負ける怖さもあったからです。途中20石負けの局面でもあったのですが、そこからの寄せ方は見えにく
かったのは幸いしました。少しずつ形勢を挽回することができ、逆転勝利を収めることができました。

 5回戦 長尾 広人 六段
 昨年のブロック大会では、長尾六段にやられ、代表権を逃しました。大会前から、長尾六段に勝つことが新潟代表になる
最低条件だと思い、気合を入れて臨みました。中盤からは優勢を感じていたのですが、さすが長尾六段、簡単に勝たせて
くれません。しかし、終盤、辺を捨ててXラインを通す筋を見つけ、勝ち切ることができたので、とても満足の内容でした。

 6回戦 西林 冬弥 三段
 5連勝で代表権を獲得できたので、気分的にはとても気楽でした。西林三段は、最近新潟に引っ越してきたとのことです。
数年前の日本海オープンの時に対戦があるのですが、その時は中学生だった西林三段に負けているので、借りを返したい
気持ちはありました。序盤は私が変化手を打ちました。西林三段はすぐに着手してくるので、研究範囲か?と思われましたが、
私の石の配列がすごくまとまっていき、中盤で勝負を決めることができたのは望外でした。


 今日は大会の途中で、神田四段の「盤寿」のお祝いセレモニーを行いました。オセロ界での盤寿は64歳です。
そこで、神田四段に理由をつけて大会に足を運んでもらい、4回戦終了後、サプライズで行いました。その時に、
私がスピーチをしたのですが、その全文を公開します。



 新潟には神田四段を含め、オセロ歴40年以上の選手が6人います。オセロは、そんなに長く続けても楽しめる、
最高の思考ゲームですね。新潟だけじゃなく、世界中の多くの人に、末永く競技オセロを楽しんでもらいたいと願っています。