家族(2)
~妻 秀子との出会い~
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取材中のお二人

旧制水高で父に教わった事のある青葉祐太郎先生から手紙を頂きました。「私の教え子でその高校を優秀な成績で卒業した生徒のお姉さんをお嫁さん候補として推薦します」との内容でした。私は即座に行動し、当人同士は勿論 双方の両親も賛成で、婚約し、そして結婚し、そこから妻との2人3脚の人生が始まりました。
子供達も生れ、妻が毎日洗って干してためた牛乳ビンのふた3枚を張って作った自家製オセロの駒は凄く評判がよく、それが切掛となってオセロは本格的に世に出ることになりました。

~そして家族~
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夏休みに小豆島で            日光旅行で。子供達からのプレゼント

長男武は私似ですが、性格は母親 秀子に似ており、逆に次男の信也は母親似ですが、性格は父 私似でやんちゃタイプです。
姉弟はそれぞれ少年少女のオセロプレーヤーになりました。長女順子は第1回の全日本オセロ選手権大会の時に、大人との対局が新聞記事になり関心を集めました。
長男武は、1980年全日本少年少女チャンピオンになり、地元小学校ではその健闘を全校朝礼で称えられました。又、1983年には、3連覇中の河村名人(北大生)との4番勝負に勝って武がオセロ名人に。
そして次男信也も1982年全日本少年少女チャンピオンになりました。
実は、3人の孫達もオセロプレーヤーです。
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最近1人で遊びに来た孫ひとみ(高3)                 小学生の頃のひとみさん

~全国の子供達へ~
クラーク博士の「少年よ大志を懐け」の精神は、日本のオセロ大会の原点で、第1回大会から今回の43回大会迄、私は全部大会総評をしてきました。本当に無限の可能性を持っているのがこの小学生達で、その小学生のトップレベルは毎年確実に上がってきております。現在、世界一の日本のオセロの原点はそこにあります。
今年のオセロ小学生グランプリ決勝に来場された代表108名の選手のご両親達の多くが「第1回大会の時、私達も生まれていませんでした。」と言われるのも大会の歴史と重みを感じます。今は、日本のオセロは世界のオセロです。よく音楽は世界の共通語と言われますが、オセロこそ日本全国、世界各国の人達と仲良くなれる共通語でしょう。
全国の小学生達よ、強弱に関係なくオセロを楽しんでください!

                               サイン

長谷川五郎プロフィール
1932年 水戸市生まれ。オセロの考案者。
現日本オセロ連盟会長。囲碁・将棋五段、チェスも得意。
2015年3月より第40回世界大会(2016年)に向け
「オセロを創った男~五郎のオセロちょっといい話」の寄稿を開始。