第43回 日本海オープン
2024/08/25 新潟市万代市民会館4階410号室


決勝 持ち時間20分 秒ヨミ有り

黒:佐治 亨哉 五段  33石
白:長尾 広人 六段  31石

1. 佐治 亨哉 佐治  ○+ 2  1勝 0敗 0分
   神奈川    五段  長尾           + 2
2. 長尾 広人 長尾  ×- 2  0勝 1敗 0分
   新潟      六段  佐治           - 2

※ この結果表は中島哲也氏作の SLIM を用いて作成しました。
         https://www.othello.org/software/


予選
スイス式トーナメント6回戦 持ち時間20分 秒ヨミ無し 引分有り(引分は0.5勝)

 1. 長尾 広人 長尾  ○+14 ○+ 8 ○+18 ×-30 ○+12 ○+12  5勝 1敗 0分 決勝進出
    新潟      六段  橋本  西林  小学  佐治  小松  滝雅    21.0 109.0
 2. 佐治 亨哉 佐治  ○+56 ○+54 ○+24 ○+30 ×-28 ○+16  5勝 1敗 0分 決勝進出
    神奈川    五段  大橋  小学  小松  長尾  滝雅  藍原    17.0 112.0
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 3. 小林 学   小学  ○+ 4 ×-54 ×-18 ○+34 ○+26 ○+16  4勝 2敗 0分
    千葉      二段  梅沢  佐治  長尾  大橋  橋本  小松    17.5 111.0
 4. 滝沢 雅樹 滝雅  ×-14 △  0 ○+14 ○+ 8 ○+28 ×-12  3勝 2敗 1分
    新潟      九段  西林  橋本  梅沢  藍原  佐治  長尾    20.0 105.0
 5. 橋本 優太 橋本  ×-14 △  0 ○+54 △  0 ×-26 ○+50  2勝 2敗 2分
    石川      三段  長尾  滝雅  西林  小松  小学  梅沢    20.0 108.5
 6. 西林 冬弥 西林  ○+14 ×- 8 ×-54 ○+ 4 ×-24 ○+16  3勝 3敗 0分
    東京      三段  滝雅  長尾  橋本  梅沢  藍原  大橋    15.5 111.0
 7. 小松 奏晴 小松  ○+24 ○+56 ×-24 △  0 ×-12 ×-16  2勝 3敗 1分
    千葉      三段  藍原  大橋  佐治  橋本  長尾  小学    19.0 110.0
 8. 藍原 重朗 藍原  ×-24 ×- 4 ○+22 ×- 8 ○+24 ×-16  2勝 4敗 0分
    新潟      四段  小松  梅沢  大橋  滝雅  西林  佐治    16.0 105.5
 9. 梅沢 佳紀 梅沢  ×- 4 ○+ 4 ×-14 ×- 4 ○+ 8 ×-50  2勝 4敗 0分
    新潟      五段  小学  藍原  滝雅  西林  大橋  橋本    15.5 107.5
10. 大橋 風花 大橋  ×-56 ×-56 ×-22 ×-34 ×- 8 ×-16  0勝 6敗 0分
    新潟            佐治  小松  藍原  小学  梅沢  西林    18.5 100.5

※ この結果表は中島哲也氏作の SLIM を用いて作成しました。
         https://www.othello.org/software/

※ 順位は石差を使わず次の順で決めました。
  A 勝数が多い者
  B 対戦相手全員の、勝数の合計が多い者
  C 対戦相手全員の、Bの合計が多い者
  D 対戦相手中勝った相手の、勝数の合計が多い者
  E 対戦相手中勝った相手の、Dの合計が多い者
  F 直接対戦の結果


日本海オープン2度目の優勝 佐治五段によるコメント

5年振りの出場で5年振り2度目の優勝、感無量です。

昨年3月の名人戦振りの新潟。
その時点では新型コロナウイルスへの警戒が現在ほど解かれていなかったために回避した、
祖母宅への帰省も兼ねての参戦でした。
また、昨年新潟チームでSTAR CAMPに出場した際に大変良くしていただき、STAR CAMPでは
大会形式上対戦することのできない新潟の皆様との対局機会を求めての参戦でした。
大橋さん、長尾六段、滝沢九段、藍原四段と4人もの新潟ブロックの方々と対局ができたこと、
嬉しく思います。

予選は5勝1敗で2位通過でした。
通過順位の関係上、決勝での引き分けは準優勝となり、伏石の結果手番は黒番。
5年前の高梨九段との決勝と同じ状況となり、当時のことが脳裏を過ぎりました。
対局はと言えば、その時とは異なる定石を選択したものの、序盤から暗記を外れ、中盤も
非常に難解で激しく時間を消費してしまいました。
しかし、5年前に同じ舞台で最強プレイヤー・高梨九段に勝てたのだからどんな相手にでも
勝てる、と気を強く持ち打ち進めました。
終盤の入り口では少し不利を感じていましたが実際は微優勢。
何度か形勢の逆転がありながらも最後は逆偶数をちらつかせながら上手くまとめきることが
できました(決勝の棋譜はlive othelloに記録されているようですので、ご興味のある方は是非)。
秒読みに入っていたため数え切った上での着手ができず、対局終了後に祈るように石数を
数えたら、なんと5年前と同じ2石勝ち。
これも何かの巡り合わせなのでしょうか。

優勝は非常に気分の良いものですが、5戦目に滝沢九段に黒星を喫し、やはり猛者揃いの新潟。
全勝優勝とはいきませんでした。
次回大会に出場する際は、全勝での完全優勝を目指したいと思います。


※ 本大会の決勝戦はliveothelloのサイトにてリアルタイム棋譜配信を行いました。
  こちらのURLから棋譜の閲覧が可能です。
  https://www.liveothello.com/livegames.php?TournamentID=733