第47回新潟県定期オセロ大会 2004/12/12 新潟市万代市民会館 スイス方式5回戦 持ち時間15分 引分なし 大会結果の前に、同勝同敗同石数であった場合の順位付けの方法の説明。 5回戦終了時にて、同勝同敗で石差累計も同じの場合は4回戦終了時の順 位が上位の者を成績上位とする。それでも順位が同じ場合は、順位の差 が出るまでさらにラウンドを順次遡って決定する。 それを踏まえてご覧ください。 神田三段 一年振りの優勝! 1. 神田 吉浩 神田 ○+64 ○+14 ○+24 ×-16 ○+12 4勝 1敗 0分 新潟 三段 近藤 梅沢 滝雅 長崎 中敬 +98 2. 滝沢 雅樹 滝雅 ○+46 ○+26 ×-24 ○+38 ○+12 4勝 1敗 0分 新潟 八段 岩坂 藍原 神田 佐々 長崎 +98 3. 長崎 秀和 長崎 ○+12 ○+20 ○+50 ○+16 ×-12 4勝 1敗 0分 新潟 二段 佐々 福地 中敬 神田 滝雅 +86 4. 藍原 重朗 藍原 ○+32 ×-26 ○+ 4 ○+34 ×-18 3勝 2敗 0分 新潟 鈴木 滝雅 梅沢 上野 佐々 +26 5. 佐々木 禎行 佐々 ×-12 ○+12 ○+36 ×-38 ○+18 3勝 2敗 0分 新潟 三段 長崎 本田 鈴木 滝雅 藍原 +16 6. 鈴木 信之 鈴木 ×-32 ○+34 ×-36 ○+25 ○+18 3勝 2敗 0分 新潟 二段 藍原 岩坂 佐々 古詩 福地 + 9 7. 中村 敬幸 中敬 ○+16 ○+26 ×-50 ○+12 ×-12 3勝 2敗 0分 新潟 初段 本田 古詩 長崎 梅沢 神田 - 8 8. 上野 貴之 上野 ×-64 ○+ 6 ○+ 4 ×-34 ○+ 1 3勝 2敗 0分 →1級へ昇級 新潟 2級 梅沢 近藤 古詩 藍原 本田 -87 9. 梅沢 佳紀 梅沢 ○+64 ×-14 ×- 4 ×-12 ○+ 4 2勝 3敗 0分 新潟 四段 上野 神田 藍原 中敬 岩坂 +38 10. 古田 詩唯奈 古詩 ○+12 ×-26 ×- 4 ×-25 ○+18 2勝 3敗 0分 →2級へ昇級 新潟 3級 福地 中敬 上野 鈴木 近藤 -25 11. 福地 克規 福地 ×-12 ×-20 ○ 0 ○+20 ×-18 2勝 3敗 0分 新潟 初段 古詩 長崎 本田 岩坂 鈴木 -30 12. 本田 正治 本田 ×-16 ×-12 × 0 ○+64 ×- 1 1勝 4敗 0分 新潟 中敬 佐々 福地 近藤 上野 +35 13. 岩坂 龍次 岩坂 ×-46 ×-34 ○+38 ×-20 ×- 4 1勝 4敗 0分 新潟 初段 滝雅 鈴木 近藤 福地 梅沢 -66 14. 近藤 実咲 近藤 ×-64 ×- 6 ×-38 ×-64 ×-18 0勝 5敗 0分 新潟 神田 上野 岩坂 本田 古詩 -190 ※ この結果表は中島哲也氏作の SLIM を用いて作成しました。 http://www.othello.org/~nakaji/napp/ 大会概要 新潟ブロックの今年最後の大会。過去1年間の優勝経験者5人が全員集まった。 と同時に、この5人が連盟レーティングにおいても新潟ブロック内でのベスト 5になる。 大会開始前のレーティング順に名前を挙げると、 滝沢雅樹 八段 2月と8月の日本海オープン優勝者 長崎秀和 二段 4月の定期大会優勝者 梅沢佳紀 四段 10月のスターキャンプ優勝者 神田吉浩 三段 昨年12月の定期大会優勝者 佐々木禎行三段 6月のブロック大会優勝者 この5人を中心とした優勝争いと予想された。 1回戦、いきなり長崎二段VS佐々木三段の優勝候補対決が組まれた。8月の日本海 オープンでは、佐々木三段が引分け勝ちをおさめたが、今回は長崎二段が12石差 でリベンジを果たす。滝沢八段は危なげなく、梅沢四段と神田三段は大人げなく (?)1回戦を勝利した。 2回戦で梅沢四段VS神田三段が組まれた。1年以上対戦がなかったこの1戦は神田 三段が制した。他の優勝候補3人は順当に白星を挙げた。 3回戦で滝沢八段VS神田三段が組まれた。過去何十戦も対局しながらただの1度も 勝てなかった神田三段が勝利。優勝戦線に波乱を起こした。長崎二段は3連勝と したが、5強の1角梅沢四段は藍原さんに破れ2敗となり、優勝の可能性は無くな った。 4回戦で2人のみになった全勝同士の対戦、長崎二段VS神田三段が組まれ、長崎二 段が8月の日本海オープンのリベンジを果たした。長崎二段単独トップ。優勝争い の生き残りを掛けた滝沢八段VS佐々木三段は滝沢八段が制し、優勝争いに踏みとど まった。 最終戦、全勝の長崎二段VS1敗の滝沢八段戦が注目。8月の日本海オープンでは長崎 二段が勝っている。この勝負次第では、神田三段にも優勝の目がある。神田三段の 相手は、梅沢四段を破りここまで1敗で来ている中村初段。実は神田三段、中村初段 には分が悪い。 優勝に絡む2組の対局のうち、早く終局したのは全勝の長崎二段VS1敗の滝沢八段戦。 激戦を制したのは滝沢八段。12石差の勝ちで4勝1敗+98 長崎二段は4勝1敗だが+86 と届かず。 一方の神田三段は、中村初段をやっとの思いで振り切り12石差の勝ち。4勝1敗+98。 同勝同敗で石差累計も同じだが、今年の3月の大会後に決めたルールに基づき、ラウ ンドを遡っての順位が上であった神田三段が1年ぶりの優勝となった。 優勝した神田三段のコメント 「石差累計を見ていただければ、いかにラッキーな優勝であったかわかって いただけると思います。石差でのラッキーがここ1年くらい多いです(汗 オッサンになっても棋力が伸びることを証明してやる!次に狙うは平成9年 以来の全勝優勝だ!!」